
2025.09.06 | 会社風景
落雁『Unseen』のこと
「物語と、印刷 第2回 写真集『Unseen』のこと」に合わせて、竹田市の但馬屋老舗の板井靖良さんがあつらえてくださった落雁。
うぐいす色に果実の赤色が美しく、口に入れた時にナッツときなこの豊かな滋味が広がりほろほろと溶けていきました。
板井さんに落雁『Unseen』の物語をお伺いすることができました。
「材料は米粉、白あん、青きな粉、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ラズベリー。
今回のイベントのDMに使われた『冬の雪の積もった公園に足跡が並ぶ』写真の時間を進めて『雪が溶けた後の春のシーン』を、青きな粉やナッツの色合いや香りを使って物語を込めました。
この公園は竹田の街の子達には色々な思い出の詰まった小さな公園で、春には草花の色彩豊かでいろんな香りが漂います。
一見すると単なる小さな公園ですが、そこには『目に見えないヒトや植物たちの無数の物語』があるのかなと。そんなことを考えながらお菓子を作りました。
伝統的な落雁は米粉に少し湿り気を与えることででんぷんが開いていき形が保たれますが今回は形が保たれにくく、口に入れた時の解け具合、香りの立ち方なども含め立体的に配合を構成していきました」
後藤大樹さんのデザインによるパッケージに包まれた板井さんの落雁は展示室に静かにたたずみ、私たちのイベントにそっと彩りを添えてくれました。
お忙しいなか試作を重ねていただき、このような美しい和菓子を作ってくださった板井さんにこの場をお借りして心より感謝を申し上げます。
和菓子制作:但馬屋老舗 板井靖良
パッケージデザイン:後藤大樹 @fp_dkgto
製箱:大分折箱
印刷:高山活版社
写真:小島直人 @navotok
文責:高山香織
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